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「根性論」や「責任論」「べき論」などの

外因的な働きかけによって、

チームに行動を促そうとするリーダーシップは、それ自体あまり効率的だとは言えない。

 

「やる気」に頼ることなく、

人間にとってより自然な

「内因的な原理に基づくリーダーシップ」を

取り入れることで、メンバーの

「絶対にこれを実現したい!」

「やれる気しかしない!」

というマインドを持たせることで、

自然と組織の平熱を高めていく。

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​「内側      かす

どういうこと

​と

​は

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理論編

1.

行動ではなく認知を変える

内側から人を動かすための二つの原理は

「ゴール」と「エフィカシー」である。

 

ゴールは「絶対にこれを実現したい!」と思えること。

ゴールを設定する際に重要になるのが

「現状の外」のゴールであり、

どうすれば実現できるかは分からないが

どうしても実現したいと思える目的を

設定できているかどうかが大切となる。

またエフィカシー

「やれる気しかしない!」と思えることであり、

ゴールの達成能力に対する自己評価であり、

自分はそれを達成できるという信念である。

内側から人を動かす原理.png

2.

​ゴール設定の条件

​心からやりたいことの力

人間は常に整合性を確認する生き物である。

人は、設定されたゴールが本音中の本音で「住みたいと思える世界」になっていない限り、そこに没入することはない。つまり、自分自身の「真のWant to(やりたいこと)」ではないゴールを設定しても無意識で辻褄が合わないことを知っている。

ここでいうゴールは外部の評価や報酬に依存するような目標ではなく、仕事に限定されるものでもない。
「こんな風に生きたい!」と本気で思えるようなゴールを、仕事以外にも、趣味、人間関係、家族、社会貢献、健康美容、知性、ファイナンス等のようなテーマに沿ってオールライフ型(人生全体に関わるような)で設定していく。

「現状の内側」に留まらない

 

世界の認知を変えるようなゴールは「現状の外側」に向かうものでなくてはならない。「目の前の面倒な仕事を終わらせて、思いっきりビールを飲む!」というゴールを設定した時に、脳の内部モデルは「仕事を終える」という行為の可能性をシミュレーションして、その世界に没入することでなんとなく「やる気」が湧いてきたように感じる。しかし、これは経験も踏まえた既存の内部モデルから湧いてきているにすぎない。

いくら没入が起こるゴールであっても、それが現状の延長線上にあるものである限り、内部モデルの変革は起きない。

現状の延長線上というのは、現時点のことだけではなく、既存の内部モデルを起点とした未来も含む。内部モデルを書き換えるためには、現状の延長線上にはない、ゴール設定が必要であり、「どうしてもやりたいが、どうすれば達成できるのか全く想像がつかないようなこと」をゴールとして設定する必要がある。

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